教師という仕事 人気の秘密は?

生徒に勉強を教える女教師

今も昔も変わらず、教師は人気の職業です。ベネッセコーポレーションが実施した調査によると、「高校生のなりたい職業ベスト10」で、「学校の先生」は男子で1位、女子で2位となっています。

ちなみに、女子の1位は、「保育士・幼稚園の先生」ですから、人を育てる仕事、人に教える仕事の人気の高さが伺えます。

一方で、新聞やテレビを見ると、教師の「大変さ」を伝えるニュースも少なくありません。

・保護者からのクレームで若手教師が自殺
・「いじめ」問題で教育委員会が学校を本格調査
・精神疾患で休職する教師が激増

こんなニュースを目にした人も少なくないでしょう。でも、その人気は一向に衰えません。なぜなのでしょう?

先生になりたい人に、その理由を聞くと、

「子どもが好きだから」
「人に教えるのが好きだから」
「恩師に憧れて」

などと答える人が多いようです。また、最近では「安定しているから」と答える人もいます。

確かに、「安定」は魅力の一つです。でも、「安定」だけなら、公務員でもいいですし、他の大手企業でもいいでしょう。やはり、教師を目指す人は、どこか教育に熱い情熱を持っているのだと思います。

大変なのは、どんな仕事も同じです。不手際をすれば責められるのはサラリーマンでも同じですし、精神疾患による休職者が増えているのは教師だけじゃありません。また、どんな業界にも、「モンスター」と呼ばれるようなクレーマーはいます。

教師という仕事の一番の魅力、それは「感動」がたくさんあることです。

・逆上がりのできない子どもができるようになったとき
・普段はやんちゃな子どもが、思いやりを見せたとき
・「先生ありがとう」とお礼を言われたとき
・運動会や校内合唱コンクールなどで、クラス一丸となって優勝したとき
・立派に育った卒業生が会いにきてくれたとき

どうでしょう? こうして見ても、教師という仕事が、いかに感動に満ちた仕事か、お分かりいただけると思います。

もちろん、人相手の仕事ですから、思いどおりにいかないこともあります。でも、そんな苦労を水に流すくらいの感動が、教師という仕事にはたくさんあるのです。