一般教養は捨てたほうがいい?

一般教養の勉強法

一般・教職・専門教養のうち、多くの受験生が勉強方法で悩むのが、一般教養です。

「あまりに出題範囲が広くて、どう対策したらよいかわからない!」
「高校時代に選択しなかった科目もあるので困った…」
「勉強しても、ぜんぜん手応えが得られない」
「模擬試験を受けても、さっぱり点数が取れない」
「今さら、中・高校の勉強の総復習といわれても手につかない」

そんな声が聞こえてきそうです。

教職教養の場合は、出題分野が教育原理・教育史・教育心理・教育法規の4つに分かれていて、大学の授業で学んだことも少なからず出題されます。

また、専門教養は、自分が教師になった際、実際に教える内容と関連しているので、勉強に対するモチベーションも保てます。

それに比べて一般教養はというと……、中学・高校受験問題レベルの全科目が出題範囲ですから、範囲が絞り切れないだけに、なかなか勉強に身が入りません。

では、何もしなくてよいかというと、やはり少しくらいはやっておいたほうがよいでしょう。中には、「4年生にこの時期では思い切って一般教養は捨てて、その分を学習指導要領を覚えることに終始したい」などという声も聞こえてきます。それでも目を通すくらいの学習は必要でしょう。ただし、あまり時間をかけるわけにはいきません。

オススメしたい対策法は、以下の二つです。

【時事ニュースをしっかり押さえる】
試験の数ヶ月前から、新聞等にはしっかりと目を通し、主要ニュースは押さえておきましょう。一般教養の中の「一般時事」的な問題には、ある程度対応できます。

また、一般教養のみならず、面接で「最近、気になったニュースをあげてください」と聞かれたときの対策にもなります。

もし、まだ新聞を取っていないという人は、早めに購読することをオススメします。今年の主要ニュースをまとめた書籍や専門誌も出ているので、そちらを読んでみるのもよいでしょう。

【受験する自治体の過去問】
一般教養は、自治体によって出題傾向が異なります。毎年「文学史」が出題される自治体もあれば、地元の話題等が出される自治体もあります。

やみくもに勉強するのではなく、まずは自治体別の過去問題集を入手するなどして、傾向と対策を学びましょう。

また、一般教養と教職教養の得点配分は、自治体によって異なります。教職教養の割合が高い自治体もあれば、一般教養の割合が高い自治体もあります。

こうした傾向をしっかりと分析しておけば、短い勉強時間で効率的に得点を稼げるに違いありません。

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