新聞は最低でも半年前から取ろう!

電車の中で新聞を読む女性

 

最近は、新聞を取らない家庭が増えています。特に一人暮らしの学生の場合、経済的理由で新聞を取らない人も多く、「ニュースはもっぱらインターネットから」という人も少なくありません。

もちろん、現代社会においては、インターネットも重要な情報源です。新聞やテレビで報じられない貴重な情報が、TwitterなどのSNSに流れていることもあります。情報のスピードという点でも、インターネットに勝るものはありません。

しかし、あえて言わせてもらえば、教員採用試験を突破するうえで、新聞は「必須アイテム」です。これをなくして、合格は得られないと考えたほうがよいでしょう。

理由はズバリ、「採用担当者が新聞を読む人たちだから」です。教員採用試験において、面接官などを務める人の多くは、50~60歳程度の校長職・教頭職経験者。日本で最も新聞を読んでいる年代の人たちです。

もし、採用担当者が20~30代の「ネット世代」であれば、新聞を読まなくてもよいかもしれません。しかし、面接相手が日々新聞を読み、そこから多くの情報を収集し、あれこれと思考を巡らせている「新聞思考」の人たちである限り、自分もそうなっておく必要があります。

面接官は、新聞の話題から質問をすることがあります。また、どんな質問も、最近のニュースについて知っておくことで、回答に厚みが出ます。これは、論文においても言えることです。

もちろん、ニュースはインターネットからも得られます。ただ、ネット上に流通する教育ニュースの多くは、学校や教師の不祥事など、どちらかといえばゴシップ的です。一方で新聞には、教育制度改革の話題、学校教育のトレンド、先進的な取り組みなどが、たくさん紹介されています。

月々の新聞代が、学生にとって安くないのは確かです。だから、ずっと取れとは言いません。せめて採用試験本番の半年前くらいからでよいので、新聞を定期購読し、紙面の中から教育に関連するものをチェックしておくことをおすすめします。

そうやって記事を読み、自分なりの考えをまとめ、時に友達と話題にするなどして、頭脳を「新聞思考」にしておけば、採用試験本番の面接や論文の心強い武器となってくれることでしょう。

※「もっと知りたい!」という方は、ぜひ「ぷらすわん研修会」へご参加ください!

 

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