心身の「健康」も重要なアピールポイント

自転車に乗って森の中をサイクリングする日本人女性

「メンタルヘルス」という言葉をご存じでしょうか。「心の健康」のことで、ここ数年、いろいろな所で使われるようになりました。裏を返せば、それだけ「心の病気」が増えているということです。うつ病など「心の病」にかかり、休職や退職を余儀なくされる社会人は少なくありません。

この話、学校の先生についても例外ではありません。文部科学省の調査(「平成22年度教育職員に係る懲戒処分等の状況について」)によると、精神疾患で病気休職する教職員の数は全国で5,274人。これは、全教職員の0.57%に上り、10年前との比較では約2倍、20年前との比較では約5倍にも増えています。

こんな話をすると「教師って大変そう!」と思う人がいるかもしれませんが、大変なのは教師に限った話ではありません。競争が激化する中で、どの世界も社員への要求水準が厳しくなっているのです。

こうした実態を逆手に取れば、教員採用試験の面接等で、「心身の健康」をアピールするのも効果的です。教師は、子どもたちを相手にする仕事。それだけに健康的な「明るさ」や「溌剌さ」が常に求められます。それがアピールできれば、採用する側に安心感が芽生えます。

教員採用試験の面接で「ストレス解消法」について聞かれることがあります。これは、ストレスを上手に付き合っていける人かどうか、ストレスを溜め込まない人かどうかを確認しているのかもしれません。

もし、そうした質問を受けた時は、スポーツでもいいですし、カラオケでもいいですし、どこか「健康的」なイメージの趣味をアピールするとよいでしょう。

そうした趣味のない人は、今からでもよいので、健康的なストレス解消法を見つけ、実践してみてください。自分に合ったものが見つかれば、それはきっと長い教員生活においても役立つはずです。

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