さて、教員採用試験の第一歩は、募集要項を入手することです。どこで入手できるかというと、教育委員会の窓口です。郵送を依頼することもできます。毎年、4月~5月ごろに募集要項が配布され始めるので、ホームページなどで注意深くチェックしておきましょう。
募集要項が届いたら、内容をじっくりと読みます。斜め読みをしては、大切な事項を見落とすかもしれません。もう、ここから試験が始まっていると考えましょう。提出期限の確認も忘れてはいけません。
次に必要な書類をそろえます。多くの自治体は、例えば以下のような書類の提出が求められます。
・教員免許状のコピー(大学生の場合は取得見込証明書)
・卒業証書or修了証明書(大学生の場合は卒業見込証明書)
・成績証明書
・健康診断書
・写真
上記はあくまでも例です。自己PR文や推薦書が必要な自治体もあります。
たかが提出書類と思ってはいけません。ぼんやりしていたら、提出期限が間近!やばい!すぐにそろえなきゃ!と、慌てて大学に問い合わせたら「数日はかかる」と言われて大パニック…なんて人が、少なからずいます。
当たり前ですが、願書はていねいに、読みやすい字で書くことが大切です。そうです、ここでも、試験は始まっていると思いましょう。
写真のポイントは清潔感です。服装はもちろん、髪型も要注意です。男性の長髪、長い前髪は、どこか陰鬱ですっきりしない印象を与えます。女性も茶髪は避け、束ねておいたほうがよいでしょう。
教員採用試験は実力勝負、人物勝負です。それなのに、見た目が大切なのか?と問われれば、「イエス」と答えざるを得ません。もちろん、見た目だけで判断するわけではありませんが、見た目の印象はその人の中身も体現してしまうものです。
最近は、就職活動向けに、表情やポーズの作り方も指導しながら、撮影してくれる写真スタジオもあります。最善を尽くしたいなら、そうしたサービスを利用してみてもよいかもしれません。