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志願書

写真は絶対にスタジオで撮ろう

 

教員採用試験は、その名の通り「試験」です。ペーパーテストがあり、その点数が合否を分けます。その点は、皆さんが受けてきた大学入試と同じ側面があります。

一方で、教員採用試験は「就活」であるという視点を忘れてはなりません。「試験」と「就活」の最大の違いは何か。それは「人物」を審査されるという点です。

大学入試の場合、外見がどうであろうと、性格がどうであろうと、合否に関係ありません。良い点数さえ取れば、必ず合格できます。「性格が悪そう」といった理由で落とされようものなら、「差別だ」と問題になるでしょう。

しかし、就活は違います。どんなに頭が良くて、高得点を取れても、面接での印象が悪ければ、否応なく落とされます。採用側からすれば、「一緒に働きたいと思う人」を選ぶのは当然のことで、差別だと問題視されることはありません。

極論を言えば、「外見」や「性格」で選ばれることもあるのが、就活であり、教員採用試験なのです。この点は、大学入試とは決定的に違います。

「それって、美男美女が選ばれるってことでしょ。差別じゃないの?」

そんな声が聞こえてきそうですが、はっきり申し上げましょう。美男美女が選ばれるわけではありません。どんな美男美女でも、「外見」で落とされることがある。それが教員採用試験なのです。

ここでいう外見とは、「明るさ」だったり、「爽やかさ」だったり、「溌溂とした印象」だったりします。いくら美男美女でも、元気がない人や暗い印象を与える人は低く評価されます。

外見に気を配りたいのは、面接当日の服装や髪型だけではありません。試験官が最初に受験者の顔を見るのは志願書写真。ここで良い印象を与えておくことも大切です。

写真というのは不思議なもので、自分が「良く写っている」と思った写真が、必ずしも他人に好印象を与えるわけではありません。つまり、自分のお気に入り写真を志願書に添付しても、相手には悪印象を与えてしまうこともあるのです。

だからこそ、写真は必ずスタジオで撮ることをおすすめします。スタジオでは、好印象を与える服装や髪型、表情などを、就活写真を何百枚と撮影してきたプロが、コーディネートしてくれます。

スタジオ撮影にかかる費用は、数千円程度です。これで、好印象を残せるのならば安いものでしょう。ぜひ、志願書写真は、就活写真などに慣れた近くの写真スタジオを探してみてください。

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序論・本論・結論

論文構成の基本は「序論」「本論」「結論」

序論・本論・結論

論文試験の文字量は、自治体によって異なりますが、おおよそ800~1000字程度です。原稿用紙でいえば、2~3枚程度。自分の述べたいことをきっちりとこの文字量に合わせるのは、なかなか容易ではありません。

だらだらと綴っていけば、あっと言う間に文字量オーバーとなる一方で、コンパクトにまとめ過ぎると、大きな余白が出来てしまいます。それだけ、800~1000字というのは調整しづらい、微妙な文字量なのです。

しかし、これを「序論」「本論」「結論」という組み立てで考えると、調整がしやすくなります。大まかに、「序論」250字、「本論」400~600字、「結論」150字といったところが、オーソドックスなスタイルでしょう。

この3段階の組み立て方は、全国各地の教員採用試験に共通する「定石」だと言われています。

中には、「これ以外の形ではダメなの?」と疑問に思う人がいるかもしれません。もちろん、試験問題に「序論・本論・結論で書け」と指示されているわけではありませんし、これを踏襲せずに合格した人もいるかもしれません。でも、ここではあえて「序論」「本論」「結論」で書くことをおすすめします。

理由の一つは、先述したように、800~1000字という文字量を埋めやすいからです。この文字量をきっちり埋める上で、3つの区分がペースメーカーとなってくれます。

もう一つの理由は、論文の採点者が、校長先生などの管理職だからです。知らない人も多いと思いますが、管理職試験にも論文試験があり、そこでも「序論」「本論」「結論」による組み立てが定石とされています。これを突破してきた人が採点するのですから、同じ組み立て方の論文のほうが読みやすく、高得点を取りやすいということになります。

なお、「本論」は2~3の段落に区切って見出しをつけると、見やすさ・読みやすさが増し、採点者に好印象を残すことができます。

良い論文を書くには、とにかく練習を重ねることです。「序論」「本論」「結論」の構成で、さまざまなテーマの論文を書き、添削をしてもらうようにしてください。

※「もっと知りたい!」という方は、ぜひ「ぷらすわん研修会」へご参加ください!

 

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論文添削

論文対策は必ず「添削指導」を受けよう

論文添削

論文への対策は、教職・一般教養とは同じようにはいきません。もちろん、参考書はたくさん出されていますが、それを繰り返し読んで、大切なポイントを頭に叩き込んだだけでは、試験本番で良い評価は得られないでしょう。

論文対策の基本は、実技科目と同じです。本を読んだだけで泳げるようになる人がいないのと同様、いくら知識や理論を詰め込んでも、上手な論文は書けません。大切なのは、繰り返し書いてみることです。

もちろん、ただ自己流で書いてみるだけで、論文力は高まりません。この点も技能科目と同じ。「自己流」で泳ぎを覚えようとしても、上手に泳げるようになるまでは、時間がかかります。

欠かせないのは、「コーチ」の存在です。論文対策でいえば、添削をしてくれる人。文章力があり、教育現場の経験がある人がベストです。なぜなら、教員採用試験論文は他の論文・レポート類とは多少異なり“独特感”があります。それを経験した人なら、その独特感を理解しているからです。

教員養成課程のある大学には、必ず現場経験のある先生がいるはずです。そうした先生にお願いをして、自分の論文を繰り返し添削してもらいましょう。同じ人に繰り返し手を入れてもらうことで、自分の弱点や悪癖も見えてきます。

既卒の臨時的任用教員なら、校長先生、教頭先生にお願いをしましょう。教員採用試験はもちろん、管理職試験をも突破してきた「論文の達人」に指導をしてもらえれば、こんなに心強いものはありません。

なお、文章を直されることに、いちいちショックを受けていてはいけません。大切なのは、謙虚な気持ちで受け止め、次回に生かそうとすること。そうした姿勢で繰り返し添削を受ければ、きっとライバルに差を付けられるに違いありません。

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場面指導

面接でよく出る「場面指導」への備え

場面指導

ここ最近、面接で「場面指導」を導入する自治体が増えています。教師としての素質を見るうえで、非常に有効だという認識が採用側に広がっているのでしょう。受験生としても、しっかりと対策しておきたいところです。

「場面指導」には大きく二つのパターンがあります。

一つは、自分なりの考えや対応の仕方を示す「口頭試問型」です。「授業中、ある子どもが突然、泣き出しました。どう対応しますか?」という質問に、「他の子どもに少し待つよう指示したうえで、その子を教室の外に連れ出し、話を聞きます」と回答するのが、この方式です。

もう一つは、対応を実際に演じて見せる「ロールプレイ方式」です。「授業中、ある子どもが突然、泣き出しました。どう対応するか、演じてみてください」と言われ、その対応を実際に演技するのです。

「みんな~、ちょっと静かに待っていてくれるかな。(泣いている子どもの所へ移動。顔を近づけて)ちょっと先生とあっちへ行こうか。(廊下へ移動)ねぇ、どうしたの?先生に話をしてみて」

これがロールプレイです。実際に、面接官の人(現職の校長先生!)が、「え~ん!え~ん!」と、泣いている子ども役をすることもあります。ちょっと、困惑してしまいそうですが、恥ずかしいなどとは言ってはいられません。模擬授業や場面指導の最大の敵は羞恥心です。

「場面指導」で出される問題は、実際の教育現場で、起こり得るものばかりです。それだけに、面接官も、受験生がどんな対応をするのか、興味深く見ます。対応の仕方はもちろん、声のかけ方、表情、しぐさなど、その人の人間性を含めた全体像を見て「教師にふさわしいか否か」を判定するのです。

いずれにしても、場面指導のポイントは時系列的に対応することです。そのために、「この場面に遭遇した私は“まず”何をすべき」かを瞬時に考え、行動に移すことです。

「まず」→「次に」→「それから」と順を追っていくことが大事なのです。

場面指導への対策は、非常に難しいものがあります。教職教養の「生徒指導」の領域をしっかり学んだだけでは、決して十分とは言えません。

有効な対策の一つは、各自治体で過去に出された質問例を洗い出し、一つずつ演じてみることです。可能であれば、大学の先生や現場の先輩に、その対応を見てもらい、改善点を指摘してもらうと良いでしょう。

ここでも「恥ずかしい」などと言っていては、いけません。こうしたロールプレイの練習を重ねれば、本番で自然と身体が動き、声も出てくれるはずです。必ず、場面指導の対策はしたうえで、面接本番に臨んでください。

※「もっと知りたい!」という方は、ぜひ「ぷらすわん研修会」へご参加ください!

 

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参考書を読んだけど、ちっとも頭に入らない!

勉強

「よし、決めた!先生になるぞ!さあ、教員採用試験の勉強を始めよう!」

そんな決意のもと、書店に行って参考書を大量に購入。さあ、勉強を始めようと開いてみたものの、何が何だか分からず、さっぱり勉強が進まない…。

教員採用試験の受験生の中には、少なからずそんな人がいます。大学生の場合は、本格的な試験勉強は、大学入試以来3~4年ぶり。「頭が退化しちゃったのか…」と、ショックを受ける人もいるかもしれません。

でも、決して頭が退化したわけじゃないので、心配はいりません。勉強の進め方のコツをつかめれば、以前のように勉強が進み、手応えも得られることでしょう。

おすすめの勉強法は、参考書を開くより先に、過去問や問題集を先にやってみることです。きっと、最初はほとんど点数が取れないことでしょう。でも、それでよいのです。まずは問題にチャレンジして、試験本番のイメージをつかみましょう。

その後、解けなかった問題をチェックする段階で、参考書を活用します。いきなり参考書を使って勉強するときによりは、スムーズに読んでいけるはずです。

参考書で知識を得た後に、その到達度を図るために「テスト」をするというのが一般的な勉強法です。普段の大学の授業が、そのまま採用試験に出るならば、それで構いません。でも、教員採用試験は、普段の大学の授業とはダイレクトにリンクしません。それだけに、参考書を読んでも、その内容がとても高度に感じてしまうのです。

もし、教職・一般教養の参考書を開いて、嫌気がさしてしまった人がいたら、ぜひ一度、問題集にあたってみてください。大切なのは、本番さながら、きちんと制限時間を設けて、問題と向き合うこと、そして間違ったところをきちんと参考書で復習することです。これを何度も繰り返すうちに、ゴールが見えてくるに違いありません。

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一般教養の勉強法

一般教養は捨てたほうがいい?

一般教養の勉強法

一般・教職・専門教養のうち、多くの受験生が勉強方法で悩むのが、一般教養です。

「あまりに出題範囲が広くて、どう対策したらよいかわからない!」
「高校時代に選択しなかった科目もあるので困った…」
「勉強しても、ぜんぜん手応えが得られない」
「模擬試験を受けても、さっぱり点数が取れない」
「今さら、中・高校の勉強の総復習といわれても手につかない」

そんな声が聞こえてきそうです。

教職教養の場合は、出題分野が教育原理・教育史・教育心理・教育法規の4つに分かれていて、大学の授業で学んだことも少なからず出題されます。

また、専門教養は、自分が教師になった際、実際に教える内容と関連しているので、勉強に対するモチベーションも保てます。

それに比べて一般教養はというと……、中学・高校受験問題レベルの全科目が出題範囲ですから、範囲が絞り切れないだけに、なかなか勉強に身が入りません。

では、何もしなくてよいかというと、やはり少しくらいはやっておいたほうがよいでしょう。中には、「4年生にこの時期では思い切って一般教養は捨てて、その分を学習指導要領を覚えることに終始したい」などという声も聞こえてきます。それでも目を通すくらいの学習は必要でしょう。ただし、あまり時間をかけるわけにはいきません。

オススメしたい対策法は、以下の二つです。

【時事ニュースをしっかり押さえる】
試験の数ヶ月前から、新聞等にはしっかりと目を通し、主要ニュースは押さえておきましょう。一般教養の中の「一般時事」的な問題には、ある程度対応できます。

また、一般教養のみならず、面接で「最近、気になったニュースをあげてください」と聞かれたときの対策にもなります。

もし、まだ新聞を取っていないという人は、早めに購読することをオススメします。今年の主要ニュースをまとめた書籍や専門誌も出ているので、そちらを読んでみるのもよいでしょう。

【受験する自治体の過去問】
一般教養は、自治体によって出題傾向が異なります。毎年「文学史」が出題される自治体もあれば、地元の話題等が出される自治体もあります。

やみくもに勉強するのではなく、まずは自治体別の過去問題集を入手するなどして、傾向と対策を学びましょう。

また、一般教養と教職教養の得点配分は、自治体によって異なります。教職教養の割合が高い自治体もあれば、一般教養の割合が高い自治体もあります。

こうした傾向をしっかりと分析しておけば、短い勉強時間で効率的に得点を稼げるに違いありません。

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平成27(2015)年度 ぷらすわん研修会 開催!!

独自の指導システムで、昨年度は参加した80名中33名が合格した「ぷらすわん研修会」が、2015年度も開催されます。好評につき、今年度は会場を3会場に拡大!講師陣も校長経験者を多数そろえるなど、さらにパワーアップしました。「先生になりたい!」と本気で思う人は、ぜひご参加ください!

今年度のプログラム

ぷらすわん研修会 チラシ

 

平成26年度受講生 合格者の声

「仲間とともに悩み、ともに戦える素敵な場所です」
shima嶋 彩乃さん(東洋大学→埼玉県養護教諭)

“衝撃と覚悟”――これが初回のぷらすわん研修会を受けた私の印象です。教員採用試験に対する自分の気持ちの甘さ、そして現実を突きつけられました。だからこそこの研修会を全出席することで、強くなろうと覚悟を決め、結果的に合格をいただけました。素晴らしい講師の先生方や、既に現場に出ている先生方と一緒に勉強できるのは私にとって何よりの刺激になり、また原動力でありました。試験のノウハウは言うまでもありません。ともに悩み、ともに戦うことのできるこんな素敵な場所はないと思います。この研修会で教えていただいたことを胸に刻み、子どもたちの悩みに寄り添うことのできる温かい養護教諭を目指します。

今年度ぷらすわん研修会 終了!

昨日、第2クール4回目の研修会が終了し、今年度のぷらすわん研修会は、すべての日程とプログラムが終了しました。

参加くださった受講生の皆さん、ありがとうございました。

忙しい中、時間を割いて指導に当たってくださった先生方にも、心より感謝申し上げます。

第2クールは、例年を大幅に上回る人が参加くださり、運営側も手応えを感じています。この勢いで、一人でも多くの合格者を出したい!!と思っているところです。

今週末は埼玉をはじめ、多くの地域で2次試験が行われます。受講生の皆さん、ぷらすわん研修会で学んだことを存分に生かして、自分を出し切ってきてください。応援しております!!

ぷらすわん研修会 第2クールが始まりました

教員採用試験は、1次試験が終わって2次試験まで、つかの間の休息・・・と言いたいところですが、この時期の過ごし方が大切!!ということで、ぷらすわん研修会の「第2クール」が土日の2日間にわたって開催されました。

1次試験が終わった今、いったいどの位の人が来てくれるのか・・・と不安で一杯でしたが、フタを開ければ昨年度を上回る盛況ぶり。とても、心強いものがありました。

第1回目(7/26)の全体講義は、金山先生による論文指導。具体的な論文例に基づき、受講生がその問題を見つけていく形で、研修会が進められました。

第2回目(7/27)の全体講義は、西田先生による面接指導。2次試験で肝となってくる面接の練習を重ねて行い、最後に講評が行われました。

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受講生の皆さん、暑さに負けず、皆さんがんばっておられます。

次回は8月2日(土)です。ぜひ、ご参加ください!

■受講をご希望の方

「ぷらすわん研修会」の受講をご希望の方、ご質問がある方は、以下までご連絡ください。

株式会社コンテクスト(担当:佐藤宛): info○kyousai-goukaku.net

※上記○を@に変更してお送りください。(スパムメール防止のため)