敵は“羞恥心”にあり

敵は羞恥心にあり

 

自治体によっては、試験に「模擬授業」や「場面指導」を設けているところがあります。

模擬授業は、あたかも目の前に児童・生徒がいるかのように授業をすることです。生徒役は、指導技術が高く熟練の校長先生等が演じます。時間は5分程度。授業内容や板書のわかりやすさ、児童生徒への適切な発問などが採点されます。

場面指導は、例えば「子ども同士がけんかをしています」「保護者からクレームの電話が入りました」などの想定で、どう対応するかを実際に演じることです。

いずれも、練習してみるとわかりますが、最初はかなり恥ずかしい・・・。場面指導などは、まるで一人芝居。「イッセー尾形じゃないんだから!」と、やった後は体中から汗が吹き出してきます。

しかし、笑ってはいられません。教員採用試験本番が来れば、否応なしにやらねばなりません。「恥ずかしい」などと言ってろくに対策もせずに挑めば、痛い目にあいます。

大切なのは、事前に何度も練習を重ねることです。ある受験者は、本番当日の朝、家族を前に模擬授業の練習をしてから本番に挑みました。「両親や弟の前で先生役をするのは、顔から火が出るほど恥ずかしかった」とのことですが、その甲斐あって見事合格。家族の前で恥ずかしい思いをして挑んだからこそ、試験官の前で堂々と授業できたのでしょう。

教員採用試験においては、「羞恥心」は最大の敵と言っても過言ではありません。「恥ずかしい」という思いを少しでも持っていれば、模擬授業にせよ、場面指導にせよ、本気にはなれません。その消極的姿勢は、必ず試験官に悪印象を残します。

これは、模擬授業や場面指導に限った話ではありません。例えば、個人・集団面接での「自己PR」においても、恥ずかしさを伴ったPRには「熱意」が感じられないものです。

教師という仕事は、「恥ずかしい」などと言っていては務まりません。子どもを前にすれば、ときに「役者」として「芝居」を演じなければならないときもあります。教員採用試験では、そうした「役者」としての資質も、見極められているのです。

まずは「羞恥心」を捨てること。教員採用試験合格への第一歩は、そこから始まると考えたほうがよいでしょう。ぜひ、家族や友人の前で、模擬授業や場面指導を重ねてから、本番に挑んでください。きっと、回数を重ねるうちに恥ずかしさは消え、堂々とした教師ぶりが板についてくるようになります。

 

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